妊娠まで1日5時間、週5の仕事と両立。【体験ブログ】

「高齢出産」という言葉は、昔と今とでは持つ意味合いが異なると思います。
はっきり言って、今は「普通」なのです。
でも、それは自分自身が当事者になってみないとわからないことです。
35歳で妊娠、36歳で出産した私にとってそれは、自分にとってベストな選択だったと思います。
待望の妊娠をして初診の日、
「産院は若いママ達で溢れていて、浮いてしまうのではないか?」
と心配しながら出かけたのですが、現実は大きく異なりました。
年齢層が近い方々も多く、診察でも「高齢出産」などという単語は一言もありませんでした。
特別でなくて良かった…とホッと胸をなでおろしたことをよく覚えています。
しかし、高齢出産には多くのリスクも伴います。
自分で回避できるリスクは避けたく、まずは体重管理を徹底することを決めました。
産院の管理栄養士さんから食事のアドバイスをもらいつつ、できるだけバランスの良い食事に。
運動不足を解消しようと、産院の主催する運動教室にも通い、マタニティヨガやマタニティエアロビクスにも挑戦しました。
加えてウォーキングを行い、体重増加は8㎏で抑えることができました。
辛い時は「産後の体力作りも兼ねている!」と自分に言い聞かせました。
規定の産休に入るまで、1日5時間、週5のパートを続けました。
また、性格上家にこもっていては精神衛生上良くないと思い、規定の産休に入るまで、1日5時間、週5のパートを続けました。
理解ある上司でしたので、時短にしてもらい、体に負担の少ない業務を担当させてもらいました。
正直、図々しいかなと思うほどこちらの都合をきいてもらったのですが
「自分の体は自分でしか守れない。何かあってからでは遅いし、高齢出産なのでより慎重に」
ということをいつも念頭において行動しました。
それまでの信頼関係があってこそなので、非妊娠時に真面目に働いていて良かったと思いました。
出産は微弱陣痛が続いた為、促進剤を使うことになりました。
この時も頭の中は「出産は体力勝負だから、とにかく体力温存!」でした。
私にとっては死闘の出産でしたが、本当に大変なのは実は産後でした。
急に高熱を出したり、腎盂腎炎を患ったり。
若いお母さん方が元気そうな姿を見ては、うらやましいと思ったことも正直あります。
でも、自分にとってベストのタイミングで子どもを授かれたことを感じることの方が多いです!
子どもの為に若くありたいとか、若いお母さん方と年齢関係なくお付き合いしようとか、今だからこそ思えることです。
何より、妊娠?出産をより良いものにしようと、意識を高くもてたことは財産です。
おかげで2歳前の息子は、まだ一度も病気をしたことがない強靭な体力?の持ち主です!