何歳からが高齢出産になるの?
何歳から高齢出産と言われるの?
2015年現在、日本は猛スピードで晩婚化が進んでいます。
この晩婚化に伴って、「高齢出産」をされる方が非常に増えてきています。
ニュース等でも有名人が高齢出産をしたという知らせを多く見受けるようになってきましたね。
この高齢出産ですが、そもそも何歳からが高齢出産の定義なのでしょうか。
安倍総理大臣が現在の出生率1.4倍を1.8倍まで引き上げると発表し、高齢出産への取り組み方も大いに変化していきそうです。
そもそもの不妊症患者への不妊治療の充実に加えて、晩婚化の食い止め、高齢出産でも安心して出産できるようにする取り組みが強化されていくでしょう。
今回はそんな高齢出産の定義として、何歳からが高齢出産にあたるのか調べてみました。
35歳以上で初めての出産が高齢出産
日本産婦人科学会によると高齢出産とは、35歳以上で初めて出産する場合と定義されています。
これは、女性の妊娠に関する力である生殖機能が35歳を境に著しく低下する為です。
また、加齢とともに生殖機能だけではなく、子宮をはじめとした内臓機能の低下、体力や筋力の低下があるため、34歳以下の方の方と比べて母子ともに様々なリスクの発生率が高くなるのです。
これらをしっかりと認識し、安全な出産を行うためにあえて35歳でいったん境目を設けて「高齢出産」とし、高齢出産でのリスク認知及び対処方法を認知させていくのが狙いです。
以前は30歳以上が高齢出産と定義されていた
1993年以前は30歳以上の初産婦だったのですが、社会情勢の変化や医療技術の向上によって35歳に変更されました。
ただここで重要なのが30歳以上でもリスクはあるという事です。
一般的に30歳を過ぎてから徐々に出産時のリスクは上がっていくとされています。
ですので、35歳以上で高齢出産を目指す方以外でも、30歳以上であれば若干のリスクがあることを認識しておきましょう。
大事なのはしっかりとリスクを勉強し、そのリスクをいかに軽減して母子ともに安全な出産をするかと言えるでしょう。