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- 不育症とは?症状はどのようなもの?【高齢出産のリスク】

高齢出産で発生率が上がる「不育症」の症状
高齢出産の場合、母子ともに様々なリスクがありますが、今回はそのリスクの中で「不育症」というものを紹介します。
不育症とは?
受精や着床はするけれども、流産、死産や新生児死亡などを繰り返して結果的に出産が出来な場合は不育症の疑いがあります。
一回の流産、死産や新生児死亡などでは不育症とは言わず、複数回繰り返された場合に不育症と診断されます。
なお、何回繰り返したら不育症という明確な決まりはないのですが、一般的に2回以上にわたって流産、死産や新生児死亡などを繰り返した場合を不育症というそうです。
高齢出産であればあるほど発生率は上がってくる
そもそも人間という生物は妊娠しづらいのが特徴と言われています。
流産の可能性だけでいうと、8人に1人が流産を経験(12.5%)するのです。
非常に高い確率であり、この数値は他の生物には見られないほどです。
このそもそも高い人間の流産率ですが、これが高齢出産であればあるほど発生率は上がってくるのです。
40歳以上のばあい、なんと4人に1人が流産を経験(25%)するのです。
ただ、不育症の定義となる2回以上にわたって流産となるとその率は下がります。
2回の流産経験をする発生率は約2%となります。
約50組のカップルに1組という割合ですね。
なお、2回の流産を「反復流産」といい、3回以降は「習慣流産」といいます。
不育症の方も、80%以上の方が出産出来る
医療の発達により、不育症と診断されたとしても80%以上の方が出産出来ると言われていますので安心しましょう。
産婦人科医師やパートナーと協力し合っていきましょう。