羊水検査とは?時期や流れは?
羊水検査とはどんな出生前診断なんですか?
羊水検査といえば、妊婦さんや女性なら聞いたことがあるでしょう。
出生前診断の一種で、胎児が生まれてくる前の子宮にいる時点で、遺伝的な要素である染色体異常(12.18.21トリソミ―)、ダウン症や様々な奇形等々を診断するのです。
簡単言えば、名前から想像出来るように「子宮内の羊水を使った検査」です。
今回はその羊水検査をより詳しくご紹介していきます。
羊水検査の方法は?流れは?
子宮内の羊水を採取し、その羊水内に含まれる羊水細胞を培養し染色体分析を行うのが一般的です。
なお、この時に採取される子宮内の羊水は、その時の羊水のだいたい10%分を採取します。
この採取の方法ですが、一般的には羊水穿刺を用いて採取します。
字で想像できそうですが、お腹から細い針を刺して羊水を採取するのです。
この為、針を胎児に刺してしまう可能性がある為に、事前に超音波断層法で胎児や胎盤の位置を確認し、安全に針を指せる場所を事前にチェックします。
まとめると
- 超音波断層法でおなかの中の胎児の場所を確認
- 安全に針を刺せる場所を確定
- その場所を消毒の上、場合によっては局所麻酔
- 羊水穿刺にて、お腹に細い針を刺して羊水を採取
- 採取した羊水を染色体分析する
これが羊水検査の大まかな流れです。
場合によってはお腹への注射が痛いという方もいらっしゃるそうですが、正直お産の痛みから比べたら微々たるものです。
羊水検査を受ける時期は?
結論から言うと、妊娠13週以降が羊水検査の検査可能時期でほとんどの場合14-16週に行うようです。
この為、羊水検査を受けようとしている方は、パートナーとしっかりと12週目までに検査を受けるのか受けないのか、検査結果が出たらどうするのか等々、しっかりと話し合っておくことが大事です。