主人に不妊問題が発覚。体外受精を決行しました。【体験ブログ】
私は34歳主婦です。主人は3つ上の37歳です。
私達が結婚したのは5年前、私が29歳の時です。
結婚当時、お互いに子供を早く望んでいたこともあり、早く欲しいねといつものように話をしていました。
主人の健康診断結果で中性脂肪が少々高めだった事を除いてはお互いに健康不安もなく、年齢的にも私がギリギリ20代だったこともあり、心配することは何もありませんでした。
しかし、子供を授かることなく1年が過ぎました。
楽天的に考えることができたのはこの新婚の1年間だけです。それからは不安で辛い日々を送ることになりました。
毎月の生理がくると、またダメだった。と落ち込む日々。
ささいな事で喧嘩も増えました。
旅行にも行きたくなくなりました。
周りに不妊だと知られるとよく言われるのです。旅行でもして気晴らししてみたら?と。
私も最初はそう思いました。夫婦で働いているのでお金が溜まったら海外旅行や北海道旅行でも行ってリフレッシュしようと考えていました。
しかし、そのうちそんな気が起こらなくなるのです。旅行に行っても子供が出来ないことを考えてしまい楽しめないのです。
精神的に参っているのが自分でもわかる始めての経験でした。
結婚して2年が経ちました。
一般的に不妊と定義される”夫婦生活があるのに妊娠しない期間が2年間ある”というものに当てはまったこともあり、私達夫婦はついに不妊治療専門の病院へ行くことになりました。
私が婦人科の検査を全て受けるのと同時に、主人も精液の検査をしました。
婦人科の検査の一つは、卵管造影という子宮や卵管に造影剤を注入してレントゲンを撮るというもの。
これはとても痛いです。
私は痛さのために途中で貧血になりました。
もう一つは、AMH(アンチミューラリアンホルモン)というものの検査で、血液をただ採るだけなのですが、簡単に言うと卵子がどれだけ残っているかを検査する。
というものでした。大きな検査はこの二つです。
精液検査は主人に朝一番プラスチックのカップに精液を採取してもらい、朝一番の診察に持っていくと状態を調べてくれるというものでした。
私が通っていた病院は病院で精液を採取しなくていい病院だったので、それは男の人にとってはとても安心できる事だなと思いました。
検査の結果。私にありませんでした。主人に問題が発覚。
精子の数の少なさと運動率奇形率がとても高かったのです。
正直主人はショックを受けたようでしたが、私は、原因が判明してとてもすっきりしました。
当時どっちが原因かについて喧嘩することも多かったので、主人に勝ったような気がしました。
お叱りを受けるかもしれませんが、原因の擦り付け合いをしていたのでざまあみろと思いました。
今思うと反省の一言ですね。
それだけいっぱいいっぱいだったのでしょう。
というわけで、治療代はよろしく!と私は主人に伝え、すぐに体外受精を決行。
採卵もとても痛いものでしたが一度の体外受精で無事に妊娠しました。
高齢出産になる前に。
私は、できれば高齢出産の年齢になる前に産みたいと思っていました。
勿論否定するわけではないですし、誰も好き好んで高齢出産になるわけではないと思います。
正直34歳と36歳でそこまで変わるとも思いません。ただの目安だと思います。
ただ、特に30代の方にお伝えしたいのですが、不妊治療の病院には早く行ったほうがいいです。
病院に通ったからといってすぐに人工授精や体外受精ができるわけではありません。色々な検査を経て、様子を見て、人によっては実際に処置できるのが半年~一年後だったりもします。
旦那様が病院で精子の検査をしたくないのであれば、自宅で採取して持ち込むことのできる病院もあります。
早く検討し、奥さんが主導権を握ることを強くおすすめします。
あとは家庭によりますが、原因だった方がお金出そう!も、夫婦共働きだったら有りだと思います。
酷いことのように聞こえるかもしれませんが病院に行く口実のために、賭けるのです。
我が家の場合はこれで主人の重い腰が上がりました。
他の家庭がどうなのかは分かりませんが参考までに。