人工授精5回、体外受精3回、切迫流産を乗り越えて。【高齢出産体験ブログ-27-1】
第一回 妊娠までの長い道のり
不妊治療の末、40歳で初産を経験された方の体験記(全3回)です。
ほぼ原文そのままで掲載をしています。ぜひとも参考にしてみてください。
36歳で結婚。すぐに子供が欲しかったのですが、30歳の時に受けた検診で見つかった子宮筋腫のことが気になり、念のため、婦人科の検診を受けてみることにしました。
福岡在住 K・Mさん
悪い予感は的中し、大人のこぶしほどの子宮筋腫が二つもあり、まずは子宮筋腫核出術を受けることになりました。
その後、人工授精を5回、体外受精を3回経験し一度の流産も経験しましたが、やっと39歳で体外受精により妊娠することができました。
私の産婦人科選び
出産時には40歳になっていること、子宮筋腫核出術を受けているので帝王切開での出産になることを
ふまえ、産院は個人病院ではなく、「何かあったときのために」、入院設備のある総合病院を選びました。
ただし、自宅周辺にあるNICUのある総合病院は、高齢出産が増えている昨今、非常に希望者が多く、妊娠4週目から6週目の間に受診していなければ分娩予約が取れないほどの人気であったため、自宅周辺にあるもう1つの総合病院を選択することになりました。
仕事中に不正出血・・・そして切迫流産
つわりは比較的、軽かったものの、10週目を過ぎたあたりからお腹の張りが強くなり、安静にしていなければいけない日々が続きました。
そして、以前、仕事中に不正出血があり、そのまま流産した経験があったので、この頃に、仕事は辞めました。
結局、13週目に入り、切迫流産となり、17週目まで入院することになりました。
入院当初、「やっと妊娠したのに、どうしてこんなことになってしまったんだろう、またダメになってしまうのだろか」という思いでいっぱいでしたが、毎晩、助産師さんに聞かせてもらう子供の心音を励みに何とか約一ヶ月間の入院生活を終えることができました。
退院後から出産まで
退院後もお腹が張らないように極力、家事はせず、ベッドで一日過ごす日々が続きましたが、この間に子供の名前を考えたり、ネット通販でベビー服を見たりと前向きに過ごすように心がけておりました。
出産間近になってくると、産科でマタニティーヨガなど色々なイベントが開催されておりましたが、お腹が張りやすい状況は相変わらずで、結局、こういったイベントに一切参加することが出来ませんでした。
その代わりお腹の張りを予防するために鍼灸を受けることで、体を温め赤ちゃんにとってお腹の中の環境が少しでも良くなるように努めました。
無事38週目を迎え、帝王切開でわが子と対面することが出来ましたが、妊娠中はほぼベッドで過ごすことが多かったせいか足の筋肉が減り、なかなか足に力が入らなかったので、体力回復に結構な時間がかかってしまいました。
出産まで紆余曲折がありましたが、今、すくすくと育っているわが子をみると無事に産まれてきてくれて本当によかっと思います。
第二回「高齢出産で苦労したことと心構え~40歳で初産。高齢出産のリスクと向き合って。~」
- 第1回「人工授精5回、体外受精3回、切迫流産を乗り越えて。」
- 第2回「40歳で初産。高齢出産のリスクと向き合って。」
- 第3回「高齢出産をした感想・これから迎える人へのアドバイス。」