36歳で人生初のお産を体験【高齢出産体験ブログ-32-1】
第一話 私は、現在37歳ですが、去年の夏、36歳で、人生初のお産を体験しました。
私の場合、出産予定日の二週間くらい前から、頻繁に、前駆陣痛と呼ばれるものがあったのですが、なかなか本陣痛にはつながりませんでした。
いつ生まれるのだろうと焦りはじめていた矢先、出産予定日の4日ほど前の夜、いつものように、3時間おきくらいに目が覚めるので、夜中にトイレに行ったのですが、トイレから戻ると、パンツにびしゃっと液体みたいのが出る感覚がありました。
あれ?と思いながらも、そのまま寝ようとすると、また、びしゃーっと。
パンツを見てみると、透明の液体みたいのが、ズボンが濡れるくらいに出ており、尿漏れではないサラっとした感じだったので、おかしいなと思い、産婦人科に電話しました。
すぐに来てくださいとのことだったので、陣痛とかはないのですが、急いで、父に病院に送ってもらい、更に念のため、臨月に入ってから準備しておいた入院用の荷物をまとめたバッグを持参しました。
病院に着く頃には、パジャマのズボンがびっしょりで、しかも、生理のような血まで出ており、破水ということが判明しました。
それから、すぐに入院ということに。
破水したのは、夜中の2時頃で、病院に入院したのは、5時くらいです。
臨月に入ってから、体が重くて眠くてしょうがなかったので、眠り始めました。陣痛も当分来なそうだしと安心していたのです。
しかし、その一時間後くらいから、チクチクっと、お腹が定期的に痛くなりはじめ、念のため、時計で計ってみると、最初は10分おきくらいでしたが、だんだん、7分とか5分おきくらいの周期で痛みがくるようになりました。
そして、7時頃には、思わず、いたた、、痛い、、と声をあげずにはいられないほど痛みがはっきりとしはじめ、とても眠れなくなってきました。
出された朝食も吐いてしまいました。
助産師さんに連れられ、個室が空いていたので、移動してもらい、それからひとりで陣痛に耐えていました。
一度、痛みが少し弱くなってまた眠ったりもしましたが、途中から、耐えられない、絶叫するくらいの痛みにおそわれました。
助産師さんに、ボールでマッサージしてもらったり、さすってもらったりしながらもちこたえましたが、想像を絶する痛みで、母が部屋にかけつける頃には、絶叫の真っ最中でした。
破水していたので、点滴もされていました。
それから、痛くて悶え苦しむ私を、助産師さんたちが、なんとか分娩室に移動させましたが、あえぎながら、やっとの思いで分娩台に上がると、ギャーだか、ウオーだか忘れましたが、思いきりうなり声をあげてしまいました。
なにか重い重りみたいなものが、ズーンとお尻あたりに落ちたようなものすごい衝撃があり、それから、2センチくらいしか開いていなかった子宮口が、急に全開になったと言われました。
それからは、助産師さんの指示に従い、深呼吸といきみを、痛みのリズムに合わせながら繰り返し、無我夢中で、、。
おぎゃあーと声が聞こえた時には、あれ?という感じで、生んだ実感がありませんでした。途中、会陰の麻酔と切開をしたのは覚えていますが、その痛みより、陣痛の痛みのが何倍も痛くて、本当に夢中でした。
結果、陣痛がはじまってからは10時間の安産でした。
いきみがはじまってからは、1時間ほどで、きわめて順調な高齢出産だったようです。
36歳で高齢出産したCさんの高齢出産体験記 全三話
- 第一話 「去年の夏、36歳で、人生初のお産を体験しました。」
- 第二話 「私が、高齢出産で注意していたことは、いくつかあります。」
- 最終話 「辛いつわりに耐えながらも、赤ちゃんを絶対に守ろうと必死な日々」