高齢出産をした感想・これから迎える人へ【高齢出産体験ブログ-32-3】

最終話 辛いつわりに耐えながらも、赤ちゃんを絶対に守ろうと必死な日々
私は、36歳で、はじめてのお産をしました。
はじめて妊娠がわかったときの感動、味わったことのないような暖かい幸せな気持ちは、忘れることができません。
妊娠、出産を通して、女性の心と体は、日々大きく変化して行くのだと感じました。
妊娠する前の私は、本当に自分のことしか考えていなくて、今思うと、いい歳をして、少女みたいな頼りないところがありました。
しかし、妊娠してからは、お腹の中に、温かいものを感じ、その小さくて愛しい生命の始まりを、必死で守ろうとする自分がいました。
情緒不安定な日々
時には、説明できないような感情の高ぶりを感じ、涙が溢れるほど興奮する日もありました。
辛いつわりに耐えながらも、赤ちゃんを絶対に守ろうとして、今まで好きだったアルコールやカフェインも、胎児に影響があると知ってやめたり、風邪をひいてしまっても、薬が影響すると思えば、一切飲まずに乗りきったり、、。
このようなことは、自分のことしか考えていなかった妊娠前の自分には、とてもできなかったことかもしれません。
例え自分の欲望やわがままを犠牲にしてでも、子供を守りたいという母親の本能が、妊娠と共に、少しずつ芽生えはじめていたのだと思います。
今現在は元気な息子と過ごす日々
現在、私は、無事に出産を終え、生後7ヶ月になる息子と、生涯味わったことのないような幸せと使命感を感じながら、日々過ごしています。
こんな幸せな気持ちは、妊娠や出産という大きなイベントをこなすこと以外では、絶対に味わえないと思います。
そして、こんな幸せを味わえるのは、女性だけです。
妊娠や出産というのは、確かに大変なことです。
妊娠中は、つわりや大きいお腹を抱えて、イライラしたり、不安になったり、苦しいこともたくさんありましたし、出産本番も、とても痛かったです。
でも、この苦しみを乗り越えた後の喜びを味わえるのも、女性だけなのだと知りました。
そして、高齢で出産することの喜びは、また格別です。
高齢でも無事出産できた自分への誇りもありますし、しっかり生まれてきてくれた赤ちゃんへの感謝の心が溢れてきます。
高齢出産を控えた方々へ
若い頃と違い、真剣に赤ちゃんがほしいと願って妊娠、出産することの多い高齢出産だからこそ、生むことの喜びを心から感じられるし、生まれて来てくれた赤ちゃんへの感謝でいっぱいになれるのだと思います。
これから高齢出産を考えている人は、高齢ならでの不安もたくさんあるかと思いますが、高齢出産経験者にしか体験できない喜びが待っていることを信じ、乗り越えてください。
素敵なお産ができることを願っています。
36歳で高齢出産したCさんの高齢出産体験記 全三話
- 第一話 「去年の夏、36歳で、人生初のお産を体験しました。」
- 第二話 「私が、高齢出産で注意していたことは、いくつかあります。」
- 最終話 「辛いつわりに耐えながらも、赤ちゃんを絶対に守ろうと必死な日々」