正社員からパートへ。PCOSを乗り越えて【体験ブログ】
私は結婚10年目の35歳で出産しました。
ガッツリ不妊治療に通っていたのは2年間です。
それまでも特に避妊していないのになかなか子供ができないので産婦人科に行って検査を受けた事はありました。
その時に私が多嚢ほう性卵巣症候群という排卵しにくい病気である事がわかり、担当の医師からは
「自力での排卵が難しいから、排卵誘発剤を使って排卵をおこしてタイミング法で頑張りましょう」
と言われました。
それで病院に通っていた時期もあるのですが、仕事もフルタイムで働いており残業も多い職場だったのでなかなか思うように時間がとれず…気がつけば33歳になっていました。
この年齢になると職場でも責任のある仕事を任されるようになり、仕事のストレスは増えていく一方でした。
でもそれと同時に責任のある仕事にやりがいも感じていました。
仕事はずっとつづけたいけど、子供もほしい…
でも不妊治療に通うには難しい…
でもタイムリミットが近づいている…
どうしよう。
そんな事をいつも考えていました。
そんな時主人から「子供と仕事どちらをとるのか」と言われ、「私は子供がほしい」と答えたら今の仕事を辞めて病院に行ってほしいと言われました。
いろいろ悩んだ結果、やはり辞める事に決めた私は職場の上司に退職願いを出したのですが、事情を話すとそれなら時間に融通のきくパートになって今の仕事を続けながら病院に通えば?と言って頂き、その言葉に甘える事にしました。
パートになってから本格的に不妊治療に通いだしました。
最初はクロミッドという排卵誘発剤の飲み薬を飲んでいたのですが、なかなか排卵せず注射にきりかえる事に。
注射は一度にたくさん打つと双子などのリスクがあるため(双子の出産にリスクがある)日にちを空けて少しずつ様子を見ながら打たないといけません。
なので1ヶ月で病院に通うのは多い時で7~8回でした。
それも先生の指定した日に行かなけれればいけません。予約をしていても、いつも待ち時間は、一時間以上。
とても大変でした。
フルタイムで働いていたら絶対に無理だったと思います。
パートになって仕事のストレスからも解消されたのがよかったのか2年後に妊娠、出産する事ができました。
もし仕事と不妊治療の両立で悩まれているようでしたら、不妊治療を優先した方が後から後悔しなくて済むと思います。
もちろん体外受精になるとお金もかかってくるので難しい場合もあると思いますが…
仕事は何歳になってからでもやる気があればできますので。