高齢出産で無痛分娩を考えてますが、日本で普及はしてるんですか?
高齢出産の場合、様々なリスクを内包しており、少しでもリスクを減らすために、高齢出産で無痛分娩を考える方が非常に増えてきています。
出産時の「痛み」は誰もが不安なはずです。
その不安だけでも減らして、ストレスを軽減した状態で出産をするのです。
そんな無痛分娩ですが、日本ではまだまだ普及しているとは言えないのが事実です。
日本では「出産は激しい痛みを伴い、それを耐えて初めて子供への愛着が湧く」という考えが浸透しきっていると言えます。
この考えが無痛分娩の認知の妨げになっており、まだまだ普及していっていないのです。
海外での無痛分娩普及率は?
欧米を中心に他の先進国では約70-80%もの女性が無痛分娩にて子供を出産しているようです。
もちろん、キリスト教が中心の欧米では出産の痛みは女性(人間)に与えられた罰である、という考えがあり、最近までは日本と同じように「出産は痛みに耐える」という考えが浸透していたらしいのです。
しかし、そんな欧米でも痛みに耐える自由、痛みを感じなくてよい自由、といった女性の権利が主張され、次第にかつての「出産は痛みに耐える」といった考えは薄れていったのです。
そのような話になったのがなんと欧米では150年ほども前の事なのです・・・凄いですね。
日本はまだまだ浸透すらしていない
日本の無痛分娩の普及率・割合は「約3%」と言われています。
海外の約70-80%と比較してたったの3%です。本当にまだまだですね。
無痛分娩の是非はおいておき、無痛分娩という選択肢すら知らず、もしくは偏った先入観のせいで選択肢に入れない方が日本は非常に多いと言えます。
ただ、最近では芸能人の方々が無痛分娩を選択し、そらを公表することも増えてきており、全体としては少しずつ増加傾向にあるようです。