帝王切開になった場合、術後の平均入院期間は何日間程度ですか?
開腹手術を行い、子宮も切開し、さらには胎児を取り出すのですから、帝王切開になった場合の母体への影響はかなりのものです。
もちろん、出産まで長い間気を使いながらお腹にもう一人の命を宿していたのですから、精神的な負担も大きいはずです。
更には帝王切開の場合、術後に痛みを感じるケースが報告されており、これらの理由により、産後に入院することになります。
この入院期間は病院にて体調を戻していくことに加え、術後に痛みのケアや抜糸、さらには授乳方法なども学びます。
自然分娩の場合も入院することがほとんどなのですが、帝王切開の場合は術後に痛みのケアがある為に入院期間が長引く傾向があります。
しっかりと、事前にどのくらい入院するのかは頭に入れておきましょう。
帝王切開の平均入院期間は8日~10日程度
出産前日を入れて8日~10日後に退院するケースが一般的です。
少なくとも術後1週間は入院期間があることを予想して置きましょう。
もちろん、これは母子ともになにも問題が無い場合です。
母体の体調が優れなかったり、赤ちゃんの健康状態によっては更なる入院が余儀なくされる場合もありますので、出産前日を入れて8日~10日後というのはあくまで平均的な数値とお考えください。
最短で何日間?
最短で何日間入院期間があるのか気になる方も多いとは思いますが、ほとんどの方が1週間は入院しているようですのでそれ以下の最短はよほどの事が無い限り難しいように思えます。
仕事をしていたり、大事な用があって早く退院したい方もいるとは思いますが、ここはしっかりと、そしてゆっくりと休むことが求められる期間です。
自分では大丈夫と思っていても、出産というものはかなりの体力を消耗するものなのです。
焦らず、ゆっくりと体調を戻しておきましょう。
また、高齢出産の場合は更なる体力消耗が問題になってきます。
もし休めるようであれば、また入院費用に余裕があるのであれば、しっかりと長めに入院期間を設けるのも良いでしょう。
それほどに出産、帝王切開というものは母体へ身体的な影響が大きいのです。