八味地黄丸の効果・効能は?【高齢出産向け漢方薬】
卵巣を若返らせる効果が非常に高い八味地黄丸
最近では不妊に悩み不妊治療を受けているという人も決して珍しくなくなってきました。
その背景には女性の社会進出により晩婚化が進み、高齢出産をする人が増えてきていることが関係しています。
一昔までは、女性は20代の前半で子どもを産むのが当たり前の時代でもありました。
しかし今では30代で初産というのが当たり前の時代になり、30代後半もしくは40代で初産を迎えるということも常識になりつつあります。
もちろん高齢になっても妊娠・出産することは可能です。
しかし妊娠できる確率や無事に出産できる確率というのは年齢と反比例するものであり、高齢になればなるほど妊娠できる可能性は低くなります。
これは加齢によって卵巣が老化してしまうことが原因となっています。
女性は35歳を過ぎるころになると、急激に卵巣の老化が進みます。
卵巣が老化すれば当然質の良い卵子は育ちませんから、そのぶん妊娠の確率は低くなり不妊になるというわけです。
こうした高齢出産問題を改善してくれる漢方薬が「八味地黄丸」
八味地黄丸は卵巣を若返らせる効果が非常に高く、特に35歳以上の高齢の女性に処方されることが多い漢方薬です。
また体温を上げる効果もあることから、血液循環が良くなり子宮内を受精卵が着床しやすい状態に導いてくれます。
最近では20代の若い女性でも卵子の老化が進んでいることは少なくありません。
そのような場合は20代であっても八味地黄丸を服用することで卵子の若返りを図り、妊娠しやすい体を作ることができます。
また八味地黄丸は精力増強や精子の質の向上など、男性の不妊にも効果的な漢方薬であり、夫婦で服用することで高い不妊の改善効果が期待できます。
ただし八味地黄丸にも副作用が起こる場合があります。
胃腸の弱い人の場合吐き気などの症状が現れることがあるほか、のぼせやほてり体質の人には逆効果になってしまうため注意が必要です。
自分に合う漢方薬を見つけるのはなかなか難しいため、服用する際には必ず医師に相談をすることが大切です。