六味丸の効果・効能は?【高齢出産向け漢方薬】
バランスの良い体を作ってくれる漢方薬「六味丸」
子どもが欲しいのになかなか恵まれない・・・という不妊の悩みを抱えて人は年々増加傾向にあります。
自分がそうでなくても、自分の身の回りに少なくとも一人くらいは不妊の悩みを抱えている人はいることと思います。
最近では不妊治療として漢方薬が用いられることも多くなっています。
漢方薬は西洋薬に比べて副作用が少ないだけでなく、その人の体質や症状に応じて様々な種類があるため、自分に合った漢方薬であればそれだけ改善の効果も期待できます。
不妊に効果があるとされる漢方薬にもいろいろありますが、そのうちの一つに「六味丸」という漢方薬があります。
不妊を改善する効果がある六味丸
六味丸は6種類の生薬から成る漢方薬であり、不妊を改善する効果があるとされています。
私たちの身体は体内の水分や血液量が減少すると、「のぼせるような熱」、いわゆるほてりを感じることがあります。
言い換えれば、ほてりがありのどが渇くといった症状がある場合、体内の水分や血液の量が不足している可能性が高いということであり、これは漢方でいうところの「虚熱」という症状に当てはまります。
虚熱の状態になると月経が遅れがちになったり月経量が少なくなるなどの月経異常が現れます。
体内に水分や血液が不足しているのですからこれは当然のことであり、結果として不妊を招いてしまいます。
六味丸はこうした虚熱の状態を改善し、バランスの良い体を作ってくれる漢方薬です。
六味丸は卵巣や子宮などの生殖器の機能を補う効果、男性不妊にも
また加齢によって衰えがちな卵巣や子宮などの生殖器の機能を補う効果もあります。
その他最近では男性の不妊も増加傾向にありますが、六味丸は精力減退や精子の減少などの男性不妊の改善にも効果があることも分かっています。
しかし漢方薬には副作用が少ないとはいえ、体質や別の薬との飲み合わせによっては副作用が起こることもあります。
いくら不妊の改善に効果あったとしても、そのまま服用し続けるのは禁物です。
副作用があらわれた場合は速やかに服用を中止し、医師に相談することが大切です。