羊水検査を行った場合のリスクはどのようなモノがあるんですか?
羊水を採取し、遺伝的な要素である染色体異常(12.18.21トリソミ―)、ダウン症や様々な奇形等々を診断する「羊水検査」。
そんな羊水検査ですが、絶対に知っておかなくてはならないリスクがあります。
これから羊水検査を受ける方も、受けるか悩んでいる方も、パートナーと一緒にこのリスクを知ったうえで検査を受けるようにしましょう。
知らないでは済まされないリスクです。
1000人に3~5人ぐらいの割合で・・・
1000人に3~5人ぐらいの割合で流産する可能性があります。
ただ、この0.3-0.5%という確率は自然状態で流産が起きるレベルと同様、もしくは少し上レベルの事といって良いでしょう。
この為、流産を伴うというようなレベルでの危険な検査ではありません。
とはいっても、胎児がいる子宮内に針を通すのですから流産の可能性はあります。
しっかりとそのようなリスクが少なからずあるという事を認識しておきましょう。
その他のリスク
羊水を採取するために極細とはいえ羊水穿刺にて針で穴を開けるのですから羊水がもれ出る可能性も少なからずあります。
また、おなかが張る子宮収縮が起ったり、穴から感染が起こることもあります。
また、これもリスクとして挙げますが、診断が出来ない場合も約1-2%程度あります。
このような場合、再度の診断が出来れば良いのですが、診断時期を過ぎてしまった場合は再診断が不可能になってしまいます。
このように羊水検査は流産をはじめ、様々なリスクがあるのです。
しっかりと事前に認識しておくことと、改めて担当の医師からしっかりと話を聞いておきましょう。