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- 産後うつ病には気をつけよう。高齢出産のリスク
高齢出産ほどかかりやすい、産後うつ病
出産後は、ホルモンバランスが妊娠前の状態に戻るため、大いに乱れると言われています。
妊娠中に赤ちゃんを胎内に迎えるために変化していたホルモンバランスが元に戻るのですから、バランスは結構崩れるといって良いでしょう。
そのバランスの乱れを原因に発生しやすくなるのが「産後うつ」なのです。
意外に多い「産後うつ病」発症率
産後うつまで行かなくとも、産後に精神的な落ち込みを経験する方は全体の10-15%前後いると言われています。
ほとんどの場合、出産後から2―3日で発症し5日目ぐらいで大体のピークを迎えて徐々に収まっていくそうですが、産後うつはこれが収まらず2―3週間たっても改善されない事を言います。
場合によってはかなり長引く場合もあり、注意が必要です。
高齢出産の場合、この「産後うつ病」発症率が上がると言われています。
高齢出産であることの不安や葛藤、ストレスから一気に解放された事実に加えて、出産自体の体力消耗、そしてホルモンバランスの大きな崩れ、病院で子供と二人っきりの夜・・・・
それらが一気に押し寄せるのです。
「産後うつ病」になってしまうのも頷けますが、ここはしっかりと周りの人間がサポートしてあげましょう。
なるべく1人になる時間を少なくしたり、育児や家事を手伝ってあげたりしてあげる必要があります。
ホルモンバランスが強制的に崩れたりして、致し方ない理由でうつ病の発症があることを理解したうえで事前にサポートをして、発症を防ぎましょう。