帝王切開ってよく聞くけどどんな分娩方法?
分娩において何かしらの問題や症状が母子のいずれかに発生した場合、自然分娩が難しくなってしまいます。
そのような場合に取られる出産方法が「帝王切開」なのです。
なにも問題が無いままに帝王切開することは稀で、帝王切開を行う=何かしらの問題が発生したと言えます。
そんな帝王切開ですが、最近の日本においては約5人に1人が帝王切開による出産するともいわれ、非常に身近な存在となっています。
理由としては大きく3つ、
- 医療技術の発展により、安全に帝王切開が可能になった
- 赤ちゃんの安全をより重要視する夫婦が増えた
- 高齢出産が増加してきた
上の2つはお判りいただけると思いますが、問題は3番目です。
そう、35歳以上の高齢出産の場合、何かしらの問題が発生し、帝王切開になる確率が上がるのです。
昨今の日本は晩婚化に伴い、高齢出産が凄い勢いで増加傾向にあります。
この為に結果として帝王切開による分娩数が比例して増えてきているのです。
帝王切開の方法
簡単に帝王切開の方法を説明すると
「母親の腹部を切開し、さらに子宮を切開して、直接赤ちゃんを取り出す」
という方法です。
当たり前ですが麻酔はします。
ただ、場合によって全身麻酔や腰椎麻酔、硬膜外麻酔など麻酔の方法を変えていきます。
全身麻酔の場合は出産時の赤子の産声を聴くことは出来ませんが、腰椎麻酔、硬膜外麻酔などであればしっかりとお産の瞬間に意識があるので産声を聴くことが出来ます。