出生前診断とは?
生まれる前に胎児の健康状態を診断する「出生前診断」
出産というものは母子ともに命に関わる可能性のある危険を伴ったものと言えるでしょう。
医療技術の発達によって出産時の死亡事故がかなり減ってきたとはいえ、それでもいまだに悲しい事故は起こっているのです。
特に、生まれてくる赤ちゃん・胎児に関しては遺伝的な要素で病気や奇形になる可能性が一定の割合であり、その病気や奇形によっては流産や死産の可能性が高くなったりする場合もあります。
かつ、生まれてきてくれたにせよ、病気や奇形により寿命が短かったりすることもあり、さらには、場合によっては母体までも影響を及ぼす可能性があるのです。
そのような事が無いよう、もしくは事前に知って対応をするために生まれる前に赤ちゃんの病気や奇形の有無を診断すること、それが「出生前診断」なのです。
様々な種類がある出生前診断
前述のように、生まれてくる赤ちゃん・胎児に関しては遺伝的な要素で病気や奇形になる可能性があります。
染色体異常(12.18.21トリソミ―)、ダウン症や様々な奇形等々、あらゆる可能性がすべての胎児に一定の確率で存在しています。
また、35歳以上での出産となる高齢出産であればこのような胎児への影響の発生率は年齢とともに上昇していくのです。
これらの可能性を調べるには様々な診断方法の種類が存在しています。
羊水穿刺や超音波検査、羊水検査、母体血清マーカー、絨毛検査などがあります。
次回以降、それぞれご紹介をしていきます。
高齢出産のため、このような胎児への影響が心配な方はしっかりとどのような診断があるのか事前に知っておきましょう。