吸引分娩で胎児に黄疸が・・・
赤ちゃんが中々産道を降りてきてくれない場合や、母体の体力が限界だった場合などに行われるのが吸引分娩。
吸引分娩の場合、金属またはシリコン製で特別に作られたカップをを赤ちゃんの頭に装着し、母親のイキミのタイミングに合わせて助産師が直接胎児を引っ張るという吸引分娩を行うケースがあります。
ここでよく問題になるのが、胎児が頭を吸引されることにより何かしらの影響があるのでは?という問題です。
特に、頭を吸引された胎児の頭に「黄疸」などの症状が出る事があります。
様々な報告例やエピソードで赤ちゃんの頭に黄疸が・・・などと記載例もある事から、気にされている方もいるのではないでしょうか。
今回はそんな吸引分娩で胎児に出来た黄疸に影響はあるかどうかご紹介します。
頭血腫による黄疸
吸引分娩の場合、胎児の頭を引っ張った際に頭血腫を発症する場合があります。
頭血腫とは頭蓋骨をおおっている骨膜の一部がはがれてしまい、その間に血液が溜まり瘤状になったものをいいます。
この頭血腫がある場合、自然分娩と比べて黄疸が出やすいと言われています。
新生児黄疸というものがあり、検査の結果、その診断が下れば光線治療を受けることにあります。
基本的に光線治療を受ければ治療可能ですので安心しましょう。
ですが、黄疸の度合いによっては大変なことになる可能性もあるので、まずは医師の診断にしっかりと従う事が大事です。
黄疸が確認できたらすぐにお医者さんに診てもらいましょう。