染色体異常の年代別の発生確率は?30代、40代は・・・
高齢出産で上がる染色体異常の発生確率
高齢出産の場合、13,18,21トリソミーなどの染色体異常の発生確率は非常に高くなっていきます。
これは女性の年齢と比例しており、さらに言えば女性の卵子の老化が一番の理由であります。
染色体異常というものは先天性心疾患や知的障害、ダウン症、さらには流産率が高くなるなどのかなりのリスクが挙げられ、これから子供を宿す予定の方や出産予定の方は必ず知っておかなくてはならない事なのです。
胎児への様々なリスクは勿論のこと、流産や死産などの場合は母体へのリスクも大いにあり得る話です。
高齢出産や超高齢出産ともなればこの発生率がぐんと上がるのですから、出産を考えている方は必ず事前に知っておきましょう。
妊娠適齢期でも染色体異常は発生します
いわゆる女性の妊娠適齢期である25歳前後であっても、染色体異常は発生します。
25歳の方の21トリソミ―(ダウン症)発生確率は0.08-0.1%前後と言われています。
なお、全体の21トリソミ―(ダウン症)発生確率は平均1/800(0.125%)です。
30歳から増えていく染色体異常の発生率
以下は年齢別染色体異常(21トリソミ―(ダウン症))の発生率です。
特に30代、40代を境目にぐんと発生率が上がっていきます。
- 20歳 :0.059% (1/1667)
- 25歳 :0.08% (1/1250)
- 30歳 :0.105% (1/952)
- 35歳 :0.259% (1/385)
- 40歳 :0.94% (1/106)
- 45歳 :3.33% (1/30)
いわゆる妊娠出産適齢期の25歳前後の女性に比べてここまで膨れ上がるのです。
これらは卵子の健康状態が加齢に伴い、減数分裂が正常に行われずに染色体の数に異常が発生するからなのです。
上記には書いてありませんが50歳以上での出産である超高齢出産の染色体異常の発生率はかなりのものでしょう。