第一子の出産経験を教訓に第二子の出産に生かしたこと【体験ブログ】
34歳の時に第1子(男)36歳の時に第2子(女)の出産を経験しました。
第一子の妊娠出産を経験する中で、高齢だからこそ大変だった事、そして第一子の出産を経験して第二子の出産時に工夫したところをあげていきます。
【第一子の出産で高齢の為に大変だったと思う事】
・産後から睡眠がまともに取れずに体力がなかなか元に戻りませんでした。
第一子の出産は予定日超過による誘発分娩でしたが、陣痛は来ているのになかなか子宮口が開かないという状態が一晩続き、一睡もできないまま翌日の昼に出産に至りました。
この「徹夜で陣痛に耐え、その翌日に出産」というのが年齢的に本当に辛く、疲れからか出産直後から38℃の熱が出ました。
大変だった出産が終わると間髪入れずに育児が始まります。新生児に朝も夜もなく、ゆっくり眠れません。特に私の場合は母乳がなかなか軌道に乗らず、頻回授乳にミルクを足しながらのお世話だったので、体をゆっくり休ませる時間がありませんでした。寝不足から体力が戻らず、赤ちゃんが4か月になる頃まで、少しでも時間があれば横になりたいと自分の寝る時間を確保するのに一生懸命でした。
20代の頃は、夜遊びや仕事で徹夜する機会も沢山ありましたが翌日も割と元気で、次の日も少し睡眠取っただけでまた遊びや仕事に行くことも平気でしていました。
今の年齢で同じようなことをしようとしても絶対に無理です。
このときの体力で出産をしていれば、もう少しは楽に終わることができたのかなと思いました。
・高齢出産の場合、自分の親も高齢である
退院後の生活でも高齢出産ならではの悩みがあります。
それは「自分の親が高齢のために産後のお世話をお願いしにくい」です。
高齢の親が住む実家はゴチャゴチャしていて、産前から赤ちゃんのお世話も大変そうに感じていたので、実家に帰って過ごすことを断念ました。
また、高齢ながらも実母は仕事をしていたので、私の家に来てもらい、産後のお世話をお願いすることもできませんでした。
主人も当時激務で帰りも遅く、あまり頼れず、何とか一人で乗り切りました。当時住んでいた借家の隣がコンビニだったので、食べ物に困ることはありませんでした。
・産後のママ友ができにくかった
地元での出産ではなかったので、妊娠前から地域の友達はいませんでした。妊娠中も市のプレママ教室などにも通いましたが、周りはみんな若いママばかりで輪に入れず。
産後も赤ちゃんを連れて新米ママの交流会などにも参加しましたが、やはり若いママが多く、年齢に変なコンプレックスを感じてしまいなかなか友達はできませんでした。
「ママ友は無理して作ってもいいことないよ!」という地元に住む友人の言葉を信じて居ないなら居ないでいいか!というようなスタンスでいました。
そうしているうちに、子供の習い事などで知り合ったママたちとお話しできるようになり、自然と輪の中に入れるようになりました。
【第一子の出産を教訓に第二子妊娠時に気を付けたこと】
第一子の出産があまりにしんどかったので次の出産はあまり乗り気ではなかったですが、私や主人の年齢を考えて、あまり時間の余裕はないことが分かり、早めに第2子を設けることになりました。
そして、ありがたいことにすぐに妊娠でき、当時1歳半の第一子を抱えての妊娠生活が始まりました。
ここで、第一子の出産経験を教訓に第二子の出産に生かしたことをあげていきます。
・無痛分娩ができる産院を選びました。
痛みに耐える体力が要らないので、産後の回復も早いと言われる無痛分娩ができる病院を選択しました。
結果、この選択はとてもよかったです。
予定日より1週間前の検診の際、出産の兆候が前回の検診よりも急激に進んでいました。
無痛分娩ができる観点で病院選びをしたので、自宅から少し距離があり(高速道路で20分、下道で40分)医師の勧めで予定日を待たずにまたまた誘発分娩になりました。
陣痛促進剤を入れる前から麻酔を入れてもらい、効いたころに人工破水をし、陣痛促進剤を点滴で入れ始めました。
すぐにしっかりとした陣痛が始まり、お腹がギューっと苦しくなる感覚はあるのにあの陣痛の痛みがないのは不思議な感覚でした。
前回はもう悶えて仕方なかった3分間隔の陣痛でも主人と普通に話をしていました。
分娩間近になると、いきむ感覚をつかみやすくするために少し麻酔が切れ、しんどい思いをしましたが、それも余裕でした。
陣痛の痛みに耐える事がなかったので、まったく疲労感もないまま2時間45分で出産してしまいました。
2人目だったので余計にそうだったとは思いますが、分娩時も痛みでパニックになっていないので、助産師さんの話も良く耳に入り、すごく冷静に産むことができたので会陰の傷もなしで済みました。
とっても楽なお産だったので、産後もすぐに食欲がわいてきました。(第一子の時は疲れ過ぎて翌日まで食事が少ししか喉を通りませんでした。)
出血が少し多かったために長めにLDRで過ごしましたが、とても元気で麻酔のために食べられなかった昼食のおにぎりとデザートを食べて過ごした位です。
翌日からの母子同室も元気が有り余っているのでお世話も苦になりませんでした。
病室で赤ちゃんが寝ちゃうとすることがなくなって暇を持て余していた位です。
退院後も体力がなくなった感じもあまりなく、1歳10か月になった上の子のお世話をしながらでもなんとか育児をすることができました。
・なるべく体を動かす生活をしました
これは、経過が良好な妊婦さんであれば出産年齢にかかわらず言える事かもしれませんが、高齢出産の場合は特に体力づくりを意識して取り組まれた方が良いと思います。
妊活中の方なら、運動ができる状態であれば今から体力作りも是非取り入れてください。
妊娠してからの体力作りは大変です。
(初期はつわりがひどいし、安定期入るまでは慎重に過ごしてしまいます。
中期からは比較的運動もできますが、お腹がすぐに大きくなってきて動くのもしんどくなってきます。張りやすくなるので思い切って動けません。)
私の場合、第一子の時は、病院側も強く運動の事を言わなかったり、周りも「無理しないで」と動き回ることを進められなかったことに甘えて、ウォーキングは少しするものの、普段ゆったりして過ごすことが多く体力の維持はできなかった結果、体力がなかなか戻らず大変でした。
逆に第二子の産院は体重のチェックもしっかり目でどんどん歩くことを推奨する産院でした。
私の場合、上の子に合わせて生活しなければいけなかったので毎日規則正しい生活でした。
公園遊びや散歩に付き合うので1時間くらいは歩いていたと思います。
子どもの世話が忙しいので間食をする時間もなく、家の中でもあまりじっとしている時間も、子供が寝た後の夜のみでした。
その結果、妊娠中も体重の増加が少なく体力も落ちませんでした。
このように私の体験談から言って、高齢出産で一番大変だったのは体力の衰えでした。
産後もぐっすり寝られない日々が続くので、十分に休息が取れません。体力がなくなってくると気分的にも余裕がなくなるので、可愛いはずの赤ちゃんもあまり可愛いと思えなかった時期もあり、余計に辛く感じました。
疲れたら遠慮せず周りを上手に頼って休んで体力の回復を図っていきましょう。